永遠の【仮】〜勇氣凛々海の色〜

水中に目覚めた、水どう好きな道産子の日常。

オネガイ

中学生の頃、憧れた職業は警察官でした。

 

恐らくは流行っていたドラマの影響だと思われ。

 

調べてみると、警察官になるためには剣道か柔道のスキルが必要って。

 

で、小学生から剣道をやっている同級生にチラリと探りを入れましたら、あの防具やらで10万円単位のお金がかかることと、防具が氣絶しかねないくらい臭うという情報をゲット。

 

鼻炎持ちのくせに匂いに敏感という体質と、お金の問題にて剣道を諦め。

 

となると、もう柔道しかない。

 

調べてみると、一番安い柔道着は、7000円程度でした。

 

恐らくは、これまた学生価格だったのだろうとは思いますが、その最安値柔道着を着て、ヘナチョコながら柔道を習うっていう。

 

今でこそ日本の成人女性の平均身長くらいありますが、中学生になった頃はワタシは138センチというミニマムサイズ。

 

柔道用の畳を背中に背負うと、さながら畳に足が生えているようにしか見えなかったようです。

 

本来、2人1組で畳運びをしていたのですが、男子偶数、女子奇数に加え、なんとなく背負わせた方が面白いという理由(?)で、ボッチ運び。

 

「塗り壁!塗り壁!」と、からかわれたような記憶もなきにしもあらず。

 

 

その時の柔道の先生は、合氣道、居合道、剣道でも師範持ちという存在が格闘家みたいな人で、ヒョロリと痩せたノッポだったのに、どことなく勝てない雰囲氣を持っていました。

 

その先生から「お前は、誰かに勝ちたい!っていう負けん氣がない…それじゃあ、勝てるはずもない。根性もスタミナもないから、長期戦ではまず無理だ。ただ、極端に背筋が強いから、一本背負いと巴投げをひたすら練習しろ」と言われました。

 

負けん氣がない上、根性なし!!!

 

ションボリすぎかよ!!!

 

 

てなわけで、一本背負いと巴投げばかり練習させられました。

 

その時は、背筋という存在がどこからどこまでなのか、極端に強いというのがどの程度なのかわからなすぎて、「はぁ、わかりました」ぐらいのリアクションで練習しましたけども。

 

この極端に背筋強いについては、高校生になってから証明されました。

 

全国統一体力テストみたいなのがありまして、ワタシは瞬発性や跳躍などの俊敏さを求められるモノはからっきしだったのに、柔軟性と背筋だけ極端に優秀という奇妙さで、あまりの数値に体育教師が「この背筋計は、壊れている!こっちでやろう!」と言ってしまうレベル。

 

確か、150キロ超えでした。

 

何度か計り直ししたものの、最低で130キロちょっとだったので「ソフトボール選手でも、その体型では出ない数値だけど、これが現実なら書くしかないなぁ…」と納得いかない顔をされ、その平均値を知らないばかりに、ワタシ、キョトン。

 

後々、体力テスト結果として、コンピュータの出した答えは「測定不能」。

 

要するに、それ以外は平均かそれ以下だけど、背筋だけバカ強くて、カラダの柔らかさ異常で、ごめん、よくわかんない…って事みたいです。

 

こちらとしては、別段、体力テストしてほしいなんて望んでなかっただけに、勝手に測定した挙句の「わかんなーい」には、「知らんがな」としか思えない結果。

 

 

どっこい、この背筋だけ強いせいで、20代半ばにて腰痛に悩むことになります。

 

腰痛というのは、背筋と腹筋のバランスの崩れが多分に影響し、大抵は背筋の方が強い故に起きますが、ワタシの場合、それが極端で、普通に立っているのさえ辛くなり、整形外科を訪問。

 

そこでまた「背筋強すぎだから、意識して腹筋作らないと腰痛出ちゃうよ」って診断をされます。

 

懐かしの背筋計を引っ張らされました。

 

 

しかしですよ、この背筋による巴投げ練習が、まさかのダイビングで活かされるなんて、誰が想像できたでしょうか。

 

柔道の先生が中間及び期末テストが近くなると手首あたりへの怪我を避けるために合氣道を教えていた故に、まさかのダイビングで活かされるなんて、誰が想像できたでしょうか。

 

てなわけで、次回は行方不明ダイバーの捜索でございます。

 

ここでは、元来の方向音痴っぷりにて、行方不明ダイバーを発見できる氣がしません。

 

 

お願いですから、ワタシの前で行方不明にならないでください!!

 

 

切に!!

初めての『おばちゃん』。

まあ、立派に【おばさん】もしくは、【おばちゃん】と呼ばれる年齢になりつつも、意外なくらい、そう呼ばれることなく、ここまできましたけども。

 

 

先日、20代後半男子から「おばちゃん」と呼ばれました。

 

 

うむ。

 

間違ってないぞよ?

 

間違ってはないけれども。

 

そこそこ傷つきやすく、回復しにくいお年頃なので。

 

 

もう少し、オブラートに包もうか?

 

というか、一応、ワタシは彼にとってお客様なので、こんなヤラカシを無意識にでもやってしまうのだとしたら、他のお客様にもヤラカシているって事に、ちょっと心配になりました。

 

他のお客様が、みんなピチピチでありますように。

 

 

てへぺろRED

ダイビングに限らずですが、なぜか専門ぽい業界というのは、略語を使いたがります。

 

かつて、都心部にて整体師的な仕事をしていた時、『DWによるウンタラカンタラ…』というカルテを見て、「でぃ、DW…??!!な、なんだ?!DWって!!!」と大いに焦り、そっと店長に聞いてみましたら…「デスクワークの略です」って。

 

…デ、デスクワーク!!!

 

 

…みたいな。

 

まあ、医療用語は、割と略語が多くて、よく使う肩甲骨はSCAと書かれます。

 

 

 

で、ダイビング用語として、代表的なのは、OWD

 

これは、オープンウォーターダイバーの略。

 

そして、AWD、これはアドバンスオープンウォーターダイバー。

 

そして、RED、レスキューダイバー、です。

 

さらに、EFR。

 

これは、エマージェンシーファーストレスポンス、または、エマージェンシーファーストレスポンサー。

 

まあ、とりあえず、水上に限らず、応急処置ができたり、事故者に対して救出動作をする訓練を受けたダイバーですよー、みたいな。

 

ワタシがダイビングをしていく上で、一番使いたくないスキルです。

 

これを使わなくてはいけないイコール、事故者が目前に登場する事になります。

 

 

そして、それ以外の条件ならまだしも、正直、水面及び水中に浮かぶなり、沈むなりしている反応のない、もしくは希薄な事故者は、高度な応急処置をしても回復する可能性は、ほぼゼロに近いというのが現実。

 

それでも、微かに残ったパーセンテージに賭けて、救助、応急処置を施す…のが、REDとEFRです。

 

 

 

というわけで、本日、講習初日。

 

既にOWD講習が入っているので、本来ならば実施できなかったのですが、マリンショップのオーナーさんの計らいで「少しでも海が温かいうち、進めておこうね」ってなわけで。

 

むしろ、担当するインストラクターさんの業務が増えて、ごめんなさーい!的な。

 

 

ま、知らんけど。

 

 

今回は、疲弊ダイバーとパニックダイバーをどうにかする講習です。

 

読んで字の如く、疲弊ダイバーとは、疲れきっちゃってもう「なーーーんもできんがな!!」ってなった、ダイバー。

 

浮力確保の上、いくつかのやり方でボートなりビーチなりに連れて泳ぎます。

 

はい、おしまい。

 

 

次に、パニックダイバー。

 

これは、ちょっと大変。

 

何某かの理由でパニックしてしまったダイバーは、とにかく水面に出ようともがきまくり、何でもかんでも掴んでしまおうとしたり、瞳孔開きまくりなのに、ほとんど何も見えていなく、器材を外してしまったりします。

 

 

迂闊に近寄ると、掴もうと寄ってきます。

 

そうしたら、一度、突き放しを試みます。

 

ワタシが救助できなくなれば、その事故者は救われないので、ここは容赦なく突き放します。

 

 

間に合わずに突進された時は、その掴んでこようとした手を払い、それはまさに合氣道の如しに背面に回り込み、こちらが相手のタンクを確保。

 

エアを送って浮力確保しながら、「大丈夫です!浮いてますよ!」と、お声掛け。

 

ですが、相手の勢いの方が強くて完全に掴まれそうな場合。

 

「あ、これ、あかんやつや」と思ったら、即レギュレータ(呼吸するアイテム)を咥えて、沈まされても無問題にし、自分の浮力を最上級にします。

 

それでも、必死な人に沈まされると、簡単に身体は水中に落ちます。

 

その時、それはまさに柔道の巴投げが如し、沈みながら相手を放り投げ、即時に振り返って相手のタンクを確保し、浮力確保。

 

文字だけでは伝わりにくいとは思いますが、要するに相手の背後に回り込みます。

 

しかしですね、事故者役と救助役を演じながら講習するのですが、とりあえず、一緒に講習を受けた研修生さんも、いつもの担当インストラクターさんも、ワタシも。

 

まあ、びっくりするくらい、演技ヘタスギ、大根役者でした。

 

 

 

ただ、水面合氣道と、水中巴投げは、意外と上手くできてしまい「上手」って褒められました。

 

 

……やってたんです。

 

合氣道と柔道…。

 

劇的に弱かったですが、やってたんです…てへぺろ

 

 

 

 

アネノココロ

ワタシには、完全なる私見で『姉』、『兄』、『弟』認定した友人がいます。

 

なんていうか、割と兄弟が欲しかった願望からの、兄弟的ポジションにしやすい友人達というか。

 

 

『姉』に関しては、『妹擬き』とワタシに対して言ってくれますし、ご紹介時は「60パーセントくらい姉(妹)」と言い合います。

 

 

が、今回は弟の話。

 

偶然にも、兄と弟はドラマーという共通点があるにしろ、そのドラミングスタイルは、似てはいません。

 

さてはて、沖縄に移住してから何度か連絡の取り合いはしたものの、やはりそこは男兄弟の特徴にて、よほどのことがないと。

 

 

どっこい、ダイビングのスキルとして泳力を要求される段階が見えてきたので、泳げる氣がしないワタシとしては、とりあえず地元のスイミングクラスを検索した後、速く泳ぐ方法なんてのをネット検索。

 

そして、はたと思い出す。

 

弟氏は、地区大会ベスト4入りするスイマーだったやーーーん!!

 

 

ということで、速く泳げるにはどのあたりを鍛えるのが良いか質問を放り込み。

 

感覚的には、「お返事くれたら嬉しいわ」くらいのライトな感じだったのですけども、なんかすごいガチな返答が。

 

『水の硬さがわかるように…』

 

タッチ泳法がいいかもしれない』

 

『波の温度が低くなったら、ガンバレ』

 

………なんだろう、まるでオリンピック選手からアドバイスされてんのかしら的な。

 

水の硬さって何?!

 

とか。

 

タッチ?あだち充…は、無関係ね?野球じゃないしね?

 

とか。

 

波の温度なんて意識したこと皆無ですけど?!

 

みたいな。

 

 

水泳理論、しかも、海で泳ぐっていう条件での解説が、いちいち目からウロコがボロボロ落ちる勢いで、本氣でドラム叩いている時以外に初めて尊敬してしまいました。

 

プールでしか泳いだ事のない人にはできないアドバイスの数々!!

 

お姉ちゃん、感動したよ。

 

 

全てを発揮して試験クリアしたあかつきには、『超氣持ちいい!!』って声張って、クリアを報告したいと思います。

 

 

トライさんの先生。

はい、というわけで。

 

いよいよ、レスキューダイバー&エマージェンシーファーストレスポンスにトライします。

 

 

トライさんです。

 

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まずは、このマニュアルとDVDでお勉強。

 

実習訓練が概ね3〜4日あって、試験に受かれば、晴れてレスキューダイバーです。

 

 

一般的なダイバーと何が違うのさっていうと、緊急を要する要しないに関わらず、水中及びその周辺、日常にて起きる病氣や怪我の応急処置及び、そのお手伝い。

 

自動車免許を持っている人なら、だいたいは受けたであろうAEDの使い方…とか、そういうのも含みます。

 

ワタシは、観光業に就いていたことがあるので、その時の職場でも心臓マッサージと人工呼吸、氣道確保、AEDの使い方、 止血の仕方などはサラサラっとやりましたが、まあ、まず普段使う事ないので、もう覚えちゃいません。

 

遥か、記憶の彼方。

 

あの、いちいち指をさして「人が倒れています!」って言うのは、今も変わらないのでしょうか。

 

現役大学生のダイバーさんと一緒に講習を受ける事になるそうで、「うわあ、どうしよう!足を引っ張ってしまいそうだ!」とアワアワしていましたら、ショップのオーナーさんはいつもの調子で「あらぁ、大丈夫よぉ〜!Mちゃんなら!!」と、根拠のない激励。

 

なぜに無根拠と断言できるかと言えば、オーナーさんはワタシがダイビングしているところを見たことがないから!!

 

 

とりあえず、兎にも角にも、知恵熱出ちゃうくらい勉強します。

 

筆記試験は、大丈夫!!って状態にして、実習訓練したいと思います。

 

実習訓練の先生は、おなじみの水中変態イケメンインストラクターさん。

 

 

ですが、講習の時は優しい顔してドSに叩き込みインストラクターさんに変わります。

 

結局、変態するんですね。

 

変態王子とでも呼んで崇めようと思います。

それを偶然と呼ぶか否か。

東京で仕事をしていた時、その職場に宮古島フリークがいまして。

 

その人から地名を聞いた時点では、ワタシは宮古島沖縄県だということさえ知りませんでした。

 

とりあえず、どこかの島なんだね、程度。

 

年に2〜3回は行くと言うし、行けるならもっと行きたいとも。

 

ほほう、そんなに魅力的な所なのか…。

 

そんな風に思っていた矢先、国内最南端は福岡だったワタシに沖縄へ行くチャンス到来。

 

ならば、その魅力溢れる(らしい)宮古島とやらに行ってみようか、と。

 

そんな程度で、初の沖縄。

 

めんそーれ、ならぬ、んみゃーち!!

 

4泊5日の旅程で、ダイビングのライセンスをゲット。

 

ファンダイブのため船に乗り、『アイ キャン フライ!!』とばかりに、海へとジャンプ!!

 

 

神の島へ行って、その帰り道に知らないオバサンとオジサンの親切心と車に乗せてもらって、ゴーゴー伊良部島

 

ぼっち旅とは思えない挑戦とワクワクに楽しすぎて、最終日の夕暮れ空見て『ここに住んで、毎日、この夕陽が見たい…』なんて思ったりして。

 

思い立ったら、即行動。

 

離島に住むのに必要な物、不要な物、心構え、知識。

 

仕事は?住む所は?

 

ありがたきインターネット時代にオンブして検索、検索、また検索。

 

ダッコして、メールと電話で問い合わせ。

 

ネンネしないで、引越し準備。

 

通ってくれていたお客様の一人が、これまた毎年のように宮古島にシュノーケルに行くって言っていたので退職して移住する決意を表明。

 

すると、「シュノーケルでお世話になっている方を紹介するね、何か困った時に助けてくれるかも」と、シュノーケル主体のマリンショップ経営している方を紹介してくれました。

 

そして、その方から島の海を習い、習いつつ、ダイビングスキルも地味地味と。

 

紆余曲折ありながら一人暮らしを始めた部屋の真下には若きダイバーさんが住んでいて、その部屋の窓から見える所にダイビングショップがあって。

 

さらに、道路一本跨げば、マリンショップ経営者さんが毎日のように居る居酒屋さんがあって、そこはまるで実家のような居心地で。

 

 

たまたま働かせてもらう流れになった先ではフリーのプロダイバーさんと出会い、ダイビングスタイルへのアドバイスをたくさんいただく。

 

最近は、お世話になっているダイビングショップのメイン担当スタッフさんとよくすれ違っていて、 自分が海というフィールドに開眼したのは必然なのだなって思ってみたり。

 

この担当スタッフさんのいるショップをえらんだのだって、他のショップに断られたことから検索し直してアクセスしたお店だったりします。

 

そこで知り合ったゲストさんが、別のショップで潜ったから、そのショップの皆さんと一緒に夕食をってお誘いいただき。

 

そのショップのスタッフさんとも知り合える機会がやってきました。

 

それを偶然と呼ぶか否かは、ワタシ次第。

 

 

そんなわけで、また明日。

 

サヨナラ、サヨナラ。

エンケンが、死んでしまいました。

 

不滅の男遠藤賢司が。

 

日本のフォークを背負ってきた純音楽家。

 

 

ひとつ言っておくならば、ワタシは、それほど熱烈な彼のファンだったわけではありません。

 

 

知り合いの熱の高い音楽好きから紹介されて、誘われるままにライヴに行っていた程度です。

 

 

それでも、純音楽家と名乗って違和感を持たないのは、彼くらいではないかなとも思います。

 

 

闘病していたのも知らず、その訃報でガンと闘い、ライヴをやるつもりでいたことを知りました。

 

 

 彼の歌を聞くと、不思議と自然に涙が出ました。

 

歌っている情景が、否が応でも浮かんでくるのです。

 

そんな、エンケンが死んでしまいました。

 

 

サヨウナラ、ありがとう。

 

どうか、安らかに。

 

 

叶うのなら、見送った猫達を膝や傍らに置きながら歌っていてくれたらいいな、と思います。

 

どうか、安らかに。