永遠の【仮】〜勇氣凛々海の色〜

水中に目覚めた、水どう好きな道産子の日常。

「ず」と「つ」

母からの電話というのは、社会人となっている子供側からするとあまり愉快な内容でないことが多い氣がします。

「仕事は、どうなの?ちゃんとやってるの?」

「ちゃんと貯金してるの?給料だけでちゃんとやってる?」

「ちゃんと食べてるの?外食やコンビニなんてダメよ」

「お付き合いしてる人、いるの?ちゃんとした人なの?」

…と、ちゃんと率の高さが激しいというか、小言的なものが多いというか。

心配してくれているのだとわかっていても、時として疎ましく思う時期もあったりします。


我が家でもそういう会話はありますし、しょっちゅうそんなおかしな電話がかかってくるわけではないのですが。

明らか仕事中という時間にかかってくると、さすがに何事か起きたのだと、慌てて小声にて「モシモシ?」。

「聞いてー!お母さん、脊髄折れちゃった」

……は?

えーと、待って待って!ワタシのションボリ知識でも脊髄折れちゃったら、重大な麻痺か、てゆーか、死んじゃうっていうか、少なくとも悠長に電話で「折れちゃった♫」とか言えないから。

と、一瞬、激しく動揺しましたけども、脊髄脊椎を言い間違えなのだろうと、いくつか質問しましたところ、不幸な状況が重なって転倒し、その転倒の仕方も悪くて(おそらく腰椎2番)にヒビが入った…とのこと。

連休なためにコルセットを作るのが少し遅くなることと、コルセット装着の上でリハビリも必要なわけで、もちろん軽症とは言えませんが「ず」「つ」では大違い。

だいたい、折れたのとヒビでも、まあ違いますし。

しかも、痛み止めがよく効いていて「本当にケガしてんのかしら?って感じー。ベッドに固定されてて動けないし、腕のリーチ短いから物が取れなくてイライラするから家から孫の手持ってきてもらったー!」と。

ふと、「てことは、病室よね?電話なんかして、いいの?」と聞けば、「ちゃっかりー?」と、テヘペロ。

「もー、退屈ー!暇ー!」との訴えを、「これからリハビリ待ってるんだから、体力温存しときなよ」と棄却して、安堵の吐息をつきました。

まあ、我が母の場合、帰省の際に「迎えに行くね」と飛行機の到着時間過ぎても家に居たり、引っ越し先の住所を伝える前に荷物を発送しちゃったりと、色々やらかしてきた実績があるので、それがさらに増した出来事となりましが、肝を冷やすっていうのはこういう事なんだな、と。

とりあえず、「ちゃんと」治してほしいです。

切に!!