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永遠の【仮】〜勇氣凛々海の色〜

水中に目覚めた、水どう好きな道産子の日常。

なまらだいず

離島ライフ 宮古島 北の国から
先日、BEGINの皆さんがテレビに出ていて、なぜ『いか天』に出たか…というエピソードを語られていました。

どんな内容だったか氣になる方には勝手に調べていただくとして、その時、比嘉さんが「そういう時、沖縄と北海道の人は嘘をつくんですよ」と。

北海道民が嘘つきかどうかはさておき、北海道と沖縄、北と南、真逆に位置するにも関わらず何かと関連エピソードが多いですね。

北海道というより、この場合、アイヌというべきなんでしょうが、独特な言語、独特な模様の着物、独特な楽器、そして、そのビジュアル。

現在、北海道に住む先祖代々で北海道民ですという人も、その先祖は移民です。

蝦夷と呼ばれていた頃は、アイヌ人がたくさんいて、松前藩からの和人(日本人)の迫害を受けていった流れがあり、現在、北海道民としている人たちのほとんどは、和人。

アイヌ語には文字がなく、接続語もなく、口語口伝なため、文献資料が極端に少ないんだとか。

ワタシがまだ小学生だった時、阿寒というところには純血のアイヌ人のおばあちゃんがいました。

そのおばあちゃんに「アイヌ語ってどんな?」と聞くと、「もう、あんまり覚えてないねぇ」と言われて、なんとなく哀しくなりました。

さらに、純血のアイヌ人としては彼女が最後の人とも聞きました。


アイヌ人のビジュアル的な特徴は、全体的にずんぐり体型で、体毛が濃く、肌も浅黒く、眉毛などは一文字眉とかカモメ眉とか、眉間で繋がっている人も多く、割と目鼻立がクッキリしていたようです。

それを聞いた時、「それって、沖縄の人みたい…」と思いましたが、諸説の中には沖縄の人とアイヌの人は祖先が同じ説や、北から南に移った、南から北上した、全国にいたのが北と南にそれぞれ分かれた…などが。

アイヌ語で「火」を「フチ」と言うんですが、「フチの山=富士山」になった…が有力とも聞きました。

富士山がバリバリの活火山だった頃は、アイヌ人が山梨、静岡あたりにもいた可能性の高さ。


沖縄に関しては各離島、さらにその島々でも北側南側などで独特の言葉やイントネーションがあるみたいで、本島の言葉と宮古島方言(みゃ〜くふつ)もまた、かなり違います。

さてはて、「とても」を北海道では「なまら」と言います。

「なまら、ムカつく」「なまら、めんこい」は、「超、ムカつく」「めっちゃ、かわいい」といった感じでしょうか。

それが、宮古島では「だいず」と言います。

苦労的な意味で「大変だねぇ」というニュアンスでも「だいずー」と言っているのを聞いたことがあるのですが、「なまら」もそれそのもので使える場面がありまして、ものすごーーく立腹した時に「なんまら!!」(んは、はっきり発音しない)などと使います。

「あいつ、なんまら!!」と言うと、「あいつ、マジムカつく!!」みたいな。

北海道方言と宮古島方言に重なる部分はあまりないですが、ワタシが知っている中で近いと思ったのは「昆布」でしょうか。

宮古では昆布を「クブ」もしくは「クゥ」と言いますが、北海道では…いや、道東ではかもしれませんが、「コブ」と言います。

ただ、昆布を「コブ」と言うのは、なかなかに高い年齢層で、ワタシの世代では言いません。

まあでも、「コブジメ」とは言いますけど、「コンブジメ」とは全国的には言わないですね。

でも、昆布単品は、やっぱり「コンブ」と呼びます。


確固たる言葉は、「内地」です。

北海道民沖縄県民も本州のことを「内地」と言います。

そして、語尾に「」がつくことが多いです。

これはなかなかに不思議ですね。



方言にも流行り廃りがあるのか、年代による使用頻度もあって、ワタシの母世代は「なまら」をあまり使いません。

はんかくさい」というのは、「マヌケ」という意味で聞いている分にはわかりますが、逆にワタシの世代はあまり使いません。

同じような事が宮古島でもあって、高い年齢層のガチ宮古島方言は、宮古島で生まれ育っていても若い世代はわからないそうです。

因みに、蝦夷から北海道になった時の名付け親は、松浦武四郎なる人物で、彼が挙げたいくつかの候補から「北加伊道」が取り上げられ、字面を変えて「北海道」になりました。

他の候補にも「カイ」と発音する文字が多用されていたのですが、「カイ」とはアイヌ語で「己が土地」という意味。

先住民であるアイヌ人への敬意を込めたものなのだとか。

なので、この松浦氏は蝦夷開拓の先駆者として着々と出世していたにも関わらず、和人によるアイヌ迫害を知って役職を辞めています。

ちょっと脱線した感もありますが、北海道と沖縄の人は、ちょっと追い込まれると嘘をつくんですってよ。

氣をつけてくださいね、内地のみなさん。