永遠の【仮】〜勇氣凛々海の色〜

水中に目覚めた、水どう好きな道産子の日常。

この世への帰省

お盆、なう、ですね。

 

宮古島は、昨日、今日、明日と旧盆です。

 

各離島そうなのかもしれませんが、沖縄というところは先祖崇拝強く、中国文化の影響ありつつ独自の文化発展もしてきたせいか、ちょっと独特の風習が多いようです。

 

北海道出身のワタシは、キュウリやナスに割り箸刺す精霊馬を見たことがなくて、迎え火送り火の習慣もありませんでした。

 

地方性があるのか、我が家以外でも見たことがなく、週末夕方定番国民的アニメでその存在を知りました。

 

母曰く、「子供の時に、1回くらい見たことあったけど、そういえば家も含めてこの辺ではやらないわねぇ」。

 

 

東京に住んでいた際、バナナとトマトに割り箸刺した精霊馬もどきを見た時は「3日間、保つの?!」と、既に黒ずみつつあったバナナと、大変に乗りづらそうに弱々しくなっているトマトに、その家のご先祖様を勝手に心配しました。

 

 

だいたい、何の動物を模してるか不明すぎ。

 

 

キュウリは脚の早い馬で、早く帰って来られるように、ナスは歩みの遅い牛でゆっくり帰っていただけるように…という意味合いだそうで。(地方によって逆もあり)

 

「食べ物を粗末にしてはいけません」と習ってきた身として、あのキュウリとナスは、最終的にどうするのか氣になっていたんですが、食べちゃダメで、川に流す、土に埋める、半紙に清め塩とともに包んでから捨てるなどのやり方でバイバイするそうです。

 

しかし、件のバナナはものすごくカブトムシとかクワガタを呼び寄せちゃいそうで、ご先祖様激しく動揺ですね。

 

 

1週間くらい前からスーパーマーケットや市場にて、やたら長いサトウキビやガンシナーと書かれた注連縄を輪っこにしたようなアイテムが売られ始めました。

 

小さいガンシナーと、大きいガンシナーがあって、小さいのはお供えする果物の上に乗せて、大きいのはスイカなどの大きい果物の下に敷くみたいです。

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ご先祖様がこれを頭に乗せて、その上にお土産を乗せて帰るための物なんだそう。

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そして、やたら長いサトウキビはグーサンウージといってご先祖様の杖代わりと書いてありました。

 

お仏壇の両サイドに立てる?立てかける?んでしょうか。

 

そして、ウチカビ

 

黄色の紙の束。

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これは想像通り、あの世のお金です。

 

これにそっくりな物を、台湾で見たことがあります。

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こっちの方がハデですね。

 

お盆初日は、ウンケーと言い、最終日はウークイと言うようです。

 

もう、それだけ聞いても全くわからないですね。

 

とにかく、大量のお供え用果物、落雁をはじめとするお菓子類、各種御線香、三枚肉や煮たコンニャク、ビックリするくらい真っ赤なカマボコ、オードブルや、その材料が、もうこれでもかってくらい山積みで、その山がどんどん低くなっていくわけです。

 

あの着色料派手派手しい売り物の落雁に噛みつくアクションを繰り返していた子どもに、そのお母さんが「食べたいのー?食べたいんなら買ってあげるよー」って言っているのを見かけて、「え?それって、そういうスタンスのお菓子だっけ?」と思いましたが、彼女は落雁を買ってもらえたのでしょうか。

 

サトウキビの杖をつき、ガンシナーを頭上にお土産乗せて、ウチカビを懐に。

 

なるほど、あの世もこの世も帰省は大変なんだよってことですね。