永遠の【仮】〜勇氣凛々海の色〜

水中に目覚めた、水どう好きな道産子の日常。

彼女と車の事情

高校3年生になると、7〜8割の人が車の免許を取りに行きます。

 

田舎だと絶対的に必要となる車ですから、都心から遠のくほどに取得率は上がるでしょう。

 

そのタイミングでなら免許取得に関する経済的バックアップが家族から得られる率も高いわけで。

 

実際、「乗る氣ないけど、今なら親がお金出してくれるから取っておく」と言っていた同級生もいました。

 

さて、ワタシはというと、既に東京へ出ることを決めていたことに加え、早生まれであることを逆算して教習所に行かないといけないのに受験もある、第一「乗りたい!」と思える車がない、我が家は母子家庭、お金もね。

 

と、いろいろミックスした理由で免許を取らずに上京しました。

 

そうして、数年が経過。

 

とある車と出会い、「乗りたい!」と思ったが故の免許取得への道。

 

その車の仕様上、マニュアルで。

 

マニュアルでの女性受験者の少なさは想像以上で、仮免、本免共に一緒に受験したのは男性のみでした。

 

高校生や大学生男子に囲まれての受験。

 

ワタシだけモタついて恥ずかしい思いをしそうだわ…なんて困惑をよそに、彼らもなかなかにモタついてくれまして、逆に冷静に運転できまして。

 

しかし、マニュアル希望の女性受験者がレア過ぎて教官から質問攻めされて辟易したのはよく覚えています。

 

さて、免許取得からさらに何年も車に乗る必要性がなく、キラキラ輝くゴールド免許になり、卒業時にいただいた通称若葉マークも着けることなく。

 

かーーらーーのーー!!

 

思い立っての宮古入り。

 

乗らないわけにはいかないエトセトラにて、現在はほぼ毎日運転する日々。

 

宮古島は、全体的に街灯が少なく、キビ畑などが両サイドにある道路だと伸びたキビで視界も悪く、そこにノラ犬、ノラ猫、ノライタチなどが飛び出してくること多々なので、ハイビーム&安全速度でいないといけない夜のドライブ。

 

さらにこの時期はカニの横断も。

 

カニたちは動きがとてつもなく遅いので、こちらが避けきってあげなければなりません。

 

さながら、古えの大ブーム、インベーダーゲームかに。

 

かに?

 

まあ、そんなある夜、前方にカニ発見!!

 

グイッとハンドルきりましたら、そこに岩と呼ぶには小さく、石と言うには大きすぎる何かがありました。

 

ブロックとか、そんな類いかもしれません。

 

ワタシと車が、華麗なハイジャンプ。

 

すぐにハンドルを戻し、一見、問題なくやり過ごせかに思えたのですが…。

 

翌々日だったでしょうか。

 

エアコンが効かない…。

 

暑過ぎて涼しくならない…というには温かすぎる。

 

ほぼ、暖房。

 

てっきりエアコンガスだとガソリンスタンドにて給油ついでに聞いてみましたら、ボンネットを開けてペンライトを使っていた係員さん。

 

「ベルト、切れてるよ」って。

 

え?!ベルト、切れてるよ?!

 

「最近、バウンドした?」って聞かれ、カニインベーダーゲームを思い出すワタシ。

 

ジャッキで車体を上げた係員さんが取り出したのは無残にも剥離切れしたゴム製のベルト。

 

「伸びてるくらいなら何とかしてあげられたけど、これはうちじゃダメだね」

 

と言うので、カーエアコンの修理が特に上手いと評判の修理屋さんの名前を出してみました。

 

すると、「ああ、いいと思いますよ、あそこ」って。

 

「ベルト自体は高くないけど、工賃はそれぞれだからね、あそこならそんなにしないかな」って。

 

ピューッと、そのエアコン名医の所へ。

 

「はあー?!バウンドしたくらいでベルト切れたってか?!」と、宮古人らしい口調で苦笑い。

 

カニインベーダーゲームしたら、そうなったと報告すると、声を出して笑いました。

 

基準がわからなすぎてトータル価格を聞いてから頼むつもりが、サクサクボンネット開けて、車のクーラーとヒーターの出るメカニズム的なものまで説明しつつ、ナンバーを外し、車の顔部分をパカリ。

 

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問い合わせなどもせず、突然にやって来たにも関わらず、アッサリと頭部を開けてベルト交換。

 

車というのは、外側は意外とアッサリ構造なんですね。

 

側が金物なのに、留め金に該当するパーツはほぼプラスチック。

 

「ここが留まってれば、まあ大丈夫さ」と、バウンドの影響でガタつきが出たらしい部分も問題ないとのこと。

 

ものの20分くらいで快適冷氣がソヨソヨと。

 

そして告げられたお値段は、予想よりもお安く、大変助かりました。

 

カニインベーダーの際は、より一層、周囲に注意を払っていかねばとお財布握りしめました。

 

理想の車にたどり着くまで、ゴールデンなドライビングテクニックも身につけたく存じます。