永遠の【仮】〜勇氣凛々海の色〜

水中に目覚めた、水どう好きな道産子の日常。

フレンチカンカン

ワタシの職場は、リゾートホテル内のスパという特性上、一般的な街中にあるマッサージ店などに比べると外国人の利用率は高いと思います。

 

今まで担当させてもらったのは、韓国人、ドイツ人、アメリカ人、イギリス人、中国人、そして、フランス人。

 

韓国人のご夫婦はとても物腰の柔らかいステキなご夫婦でしたが、韓国語以外ほとんど話せないという方々で、ワタシの職場で用意しているカウンセリングシートや外国人対応会話なども英語以外なく、ひどく時間がかかってしまいました。

 

ドイツ人の女性は、ご自分の体型からこちらが用意したペーパーショーツが小さすぎる事を氣にして、ジョークを飛ばしてくれました。

 

アメリカ人の男性は、ぶっちゃけ、ブラピよりハンサムでした。

 

 

会社の規定でチップは丁重にお断りすることになっているのですが、ほとんどの外国人ゲストはチップを差し出します。

 

英語なりが堪能なら、うまいお断りの言葉も使えるのでしょうが、それができないスタッフは「ノーサンキュー」と申し訳なさそうに言い、直後の見送り時には「サンキュー」と言うっていう絵面になり、結局、かえってゲストに氣をつかわせるっていう。

 

 

さて、先日、フランス人女性のゲストが開店一番にご予約。

 

この時間は、ほぼ1人体制なので、ワタシのヘッポコイングリッシュで頑張るしかありません。

 

海外研修での経験でも、だいたいの欧米人は「少ししか話せないよ」って伝えても、喋りかけてきます。

 

このゲストさんも「アナタは島の人なの?出身は?」なんて。

 

しかも、北海道を知らないというので、壁に見えない日本地図を描いて説明。

 

彼女がわかるのは、沖縄、東京、大阪のみ。

 

一緒に旅行を楽しんでいるパートナーが大阪出身で、お互いフランス語で会話するのが普通で英語もそれぞれあまり得意ではないとのこと。

 

ボディのみ、フェイシャルのみ、もしくはそのコンビネーションならそれほど難しくないのですが、彼女が選んだのはシャワーを使うコース。

 

このシャワーの案内が、なかなかどうして。

 

知っている限りの英単語で必死なワタシに、「大丈夫よ、伝わってるわ」って手を握ってくれるのが、とんでも嬉しかったです。

 

 

当スパでは、施術後にデザートとハーブティーのサービスがつくのですが、その時のデザートがフランボワーズのムースだったので、「ディス イズ ムース・オ・フランボワーズ」と言うと「フランス語ね!!」といったリアクションで笑ってくれたので、どうしても施術以外がぎこちなくなることも良しとしました。

 

言葉の壁があると、例えば圧の強さ、例えば化粧品の使用感などを「どうですか?」と聞くのもできなかったり、化粧品そのものの良いところが説明できなかったり、また、仕上がりの満足度を聞けなかったりと、ワタシとしては非常にフラストレーション。

 

できる範囲で勉強してたりもしますが、なにせ人体に絡む単語はゲスト自体が知らなかったりもします。

 

その国の言葉ではあっても医療用語だったり、専門用語だったりするわけで。

 

 

このゲストさん、とても若々しい女性でしたが、記入してくれた誕生日とプラチナブロンドに見えた髪はカラーによるもので、生え際はほとんど白髪なこと、また、彼女の予約を取りに来たパートナーの男性がどう見ても30代半ばになるかならないかなことに、おそらくはひと回り半くらいの歳の差はあるだろうことに氣づき、それでいてそれを感じさせない彼らの雰囲氣がステキでした。

 

リアル投げキッス、初めて見ました。

 

「また、ここに来たいわ!ボディ、ヘア、フェイシャル!パーフェクトよ!!」と、ステキ大人女子はニコニコして去っていきました。

 

フランスは、ニースに住んでいるんだとか。

 

 

宮古島の猛烈紫外線にやられて、背中から首から真っ赤になっていましたが、そんなこと氣にも止めていない「楽しむ」姿勢。

 

「アナタの技術、ファンタスティックよ」と言ってくれた、その笑顔で明日も頑張ります。