永遠の【仮】〜勇氣凛々海の色〜

水中に目覚めた、水どう好きな道産子の日常。

台風18号〜まっくらくらすけ〜

二泊目の朝、時計は8時。

 

疲れ切っているのに、やはり自分の部屋じゃない事、他人の氣配、物音、続く轟音というべき風雨が建物に当たる音。

 

窓から様子を見ると風は何もかもをなぎ倒してやろうとばかりに吹き倒しているものの、雨が弱くなっていました。

 

眠っているスタッフを起こしてしまわないように荷物を持ったら、そそくさと部屋を出て、一路、駐車場へ。

 

正直、こんな状況でもう1日仕事をしなくてはならない事に精神的な限界を感じていました。

 

ワタシの車も千切れた葉っぱや泥、小枝なんかに包まれていましたが無事にエンジンもかかりました。

 

停電のため島のほとんどの信号が機能しておらず、反射ミラーが落ちていたり、倒木はもちろん、どこかの看板が落ちていたり。

 

それを華麗にかわして、とにかく我が家へ。

 

2日ぶりに到着したマンションの駐車場が、まるで癒し空間かよってくらいに安心をくれました。

 

予想通りに停電はしていましたが、2時間くらいなら眠れるな、、とベッドに入った途端、ほぼ氣絶と言っていいレベルで意識喪失。

 

ハッと氣がつけば、アラームに起こされていました。

 

少し余裕を持たせていたのと、知人からの情報で唯一開店しているコンビニエンスストアがあったので、そこへ。

 

駐車場は無法地帯化していましたが、とりあえず店内へ。

 

311地震以来の、商品棚が空っぽの光景。

 

お弁当やおにぎり、パン類は一切なかったものの、スナック菓子などはまだありましたので、少しでもお腹にたまりそうな、おかきやら、チョコレート菓子、そして、お茶を多めに購入。

 

職場へ取って返し、「お食べ」と、菓子類をテーブルへ。

 

ほとんど食料らしきを持っていなかったスタッフ達から「マジ、神!!!」という称号をいただきました。

 

神様は、今日も働くよ。

 

そうして、前日よりは少なめの予約をクリアしましたら、23時あたり。

 

一部のスタッフの自宅が通電したという報告に期待しながら、とりあえず昼間も訪れたコンビニへ。

 

すると、近場のスーパーマーケットが明かりを灯してらっしゃる。

 

まさか…と思いつつも駆け寄ると、開店しています!!!

 

うひょーーーー!!

 

閉店時間ギリギリながら当座役に立ちそうな品物をゲット。

 

レジにて、「この状況で、よく開けましたね」と言うと、「この辺は、それほど影響なくて開けられました」と。

 

しかしですよ、お店は開けられたにしろ、働いている人達の自宅は、おそらく停電したままです。

 

「お疲れさまです。どうもありがとう!」と買い物を車の中へ放り込み、コンビニへも行きました。

 

予想に反して、昼間はなかったお弁当やおにぎりが少しだけ。

 

どうしてもゴハンが食べたくて、普段は買わないお弁当を温めてもらって、真っ暗な自宅へ。

 

 

ワタシのマンションは、この時点でも停電のままで、とりあえずスマートホンの灯りを頼りにキャンドル点灯、かつ懐中電灯スイッチオン!!

 

…でも、暗いね。

 

暗いながら、そんな事もないのに、やけに久々に米を食べられる感動に涙ぐみながら、ペロリ。

 

強いて言うなら、今がバリバリの夏日でないことが救いでした。

 

真っ暗かつ、エアコンも稼働するはずのない蒸した部屋でも、ホテル缶詰より遥かに天国。

 

沸かしたお湯に手ぬぐいを浸して身体を拭き、パタリとおやすみ。

 

自分の意志ではないとはいえ一応は高級ホテルにタダで泊まれるのに?と思う方もいるでしょうが、ゲストの予約をこなしてもらうために軟禁されている感覚と、ホテルスタッフからの八つ当たり氣味な態度、疲弊と氣圧影響で調子の良くなかった身体では、とにかく自分の部屋に帰りたかったのは確かです。

 

 

さて、ふと目が覚めた未明、ボンヤリと時計を確認すると早朝5時になろうかという時。

 

突如、電子レンジが通電を知らせるかに《ピーーーー!!》っと。

 

ふ、復旧したぁーーーーー!!!

 

その復旧のために昼夜を問わずに働いていた電力会社の人達がいるはずです。

 

本島から50人以上の応援があったそうで、彼らに感謝しながら、もう一眠り。

 

 

しかし、明るくなった島内を車でで走ってみると、未だ機能していない信号機、閉店したままの小売店、飲食店。

 

倒木、飛び散った葉っぱや小枝。

 

なぎ倒されたキビ、折れた鉄骨、千切れた電線、台風の際か視界の悪い中での事故か正体のわからない動物の遺骸。

 

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あちこち、ボロボロになっています。