永遠の【仮】〜勇氣凛々海の色〜

水中に目覚めた、水どう好きな道産子の日常。https://letterpot.otogimachi.jp/users/19425

ドライな女

生まれて初めてダイビング器材を身につけたのは、忘れもしない東京郊外、とあるダイビングショップが契約しているスポーツクラブのダイビング用プール脇。

 

ダイビングをやってみたい氣持ちはあるものの、溺れた記憶もクッキリハッキリ。

 

できそうか、そうでないかを試そうと、プール体験コースにトライ。

 

恐らくは22〜3歳であろう若い男性インストラクターさんが、南国でのダイビングの素晴らしさを熱弁している間、ワタシは、寒冷地でのアンダーアイスダイビングの事を考えていました。

 

そもそも、ワタシがダイビングをしてみたいと思ったのは、カナダだかどっかの大学生らしきが氷の下の海の調査とやらをしているドキュメンタリーを深夜放送で見た時。

 

何の氣なしにつけた深夜放送に、起承転結も特になく、仄暗い氷の下の海が映し出され、彼らの吐く氣泡の音と氷が軋む音ばかりの。

 

つまらないというよりは、怖い世界。

 

静かで、暗くて、生き物もなくて、白い氷と黒い海の狭間。

 

その世界が、怖いのに美しくもあって、日本語のナレーションも彼らの目的も覚えていないのに、その氷の下の世界ばかり鮮烈に。

 

「で、Sちゃんは、どんなダイビングがしたい?」

 

若い男性インストラクターさんは、やたらにハイテンションで、初めて会うワタシが友人達からどう呼ばれているか聞き出した上で、そう呼びかけてきました。

 

初対面のダイバー希望者との距離感を縮めるための工夫なのか、単なるテンション任せなのかわかりかねるグイグイに、しばしの間。

 

アンダーアイスダイビングがやりたい…と告げた途端、「あー…そっちタイプかー!!」と。

 

 

どっちですかね?

 

まあ、とにかく、熱弁された南国への憧れとかは、けっこう薄めでした。

 

そして、このプール体験講習でも溺れた記憶が邪魔をして、なかなかレギュレーターで呼吸できる状態であっても顔を水中に沈められず、トラウマと呼ばれるモノのパワーに押されまくり。

 

結局は南国沖縄で本格的にダイビングにトライして、南国沖縄に移住してしまったので、この時のインストラクターさんには、ちょっと謝りたい氣持ち。

 

ごめんね、コバヤシ君。

 

キミの顔とかまるで覚えてないけど、キミがプールの中で作って見せてくれたバブルリングはキレイだったよ。

 

 

 

かと言って、アンダーアイスダイビングは、やはり死ぬまでに1回はやってみたいダイビングなので、その為に必要なスキルがあります。

 

それは、ドライスーツ講習です。

 

名前の通り、身体が濡れないスーツを着るのですが、このスーツはウェットスーツと違って濡れないが故に独自の調整をしなくてはならず、それがうまくできないとスーツの中にエアが溜まって、したくもない急浮上とか、水中で逆立ち状態になってしまったりする事もあります。

 

ので、別に講習を受けなくてはなりません。

 

南国沖縄の海が冬でも温かい…とはいえ、それなりの水温。

 

水中に入っている時はさておき、海面に上がって風でも吹いたら、それはもうガタガタのブルブル。

 

一度、2月にウェットスーツでボートダイビングに出て、凍え死ぬかと思った事があります。

 

歯の根が合わなくなるレベルで、担当インストラクターさんのお言葉に甘えまくって、器材のお手入れ丸投げ逃走。

 

家に帰って熱いシャワーを、滝行のごとしに浴び続けました。

 

どっこい、ドライスーツを着れば、身体は濡れず、かつ薄手のお洋服を着たままでいいのです。

 

夢のようなアイテム、ドライスーツ!!

 

そして、夢のようなアイテムだけに、夢のようなお値段!!!

 

フルオーダーした場合、軽く10万円以上はします。

 

もちろん、自分の身体にピッタリなのが良いのは当たり前だのクラッカー!

 

で、す、が。

 

そうもいかない、エトセトラ。

 

てなわけで、似たような体型の方から、格安にてお譲りいただきました!

 

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届いたら、そりゃ着てみたくなるのが心情ってもんです。

 

完全装着は1人ではできないようになっているので、とりあえず足と頭と手首まで入れてみましょ…と。

 

しかしかかしだがし、よーく考えてみてください。

 

頭のハチの大きさよりも首が太い人なんて、ケンシロウさんか顔の小さいアメフトマンくらいです。

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もしくは…。

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アメフトマンで検索して出てきたのに、なぜかバットを担いでらっしゃいますが、まあいいでしょう。

 

ついでに言うと、ラガーマンもでしょうか。

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日本人はさておき、海外の選手は割と頭のサイズと首が同じな感じに見えます。

 

やはり、明らかに頭より首が太いのはケンシロウさんくらいですかね。

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まあ、その中でも平均値として頭が大きめなワタシとしては、当然、首との差が大きいわけです。

 

にも関わらず首にピッタリピッチリ、お水入らないよ!って構造なのです。

 

想像たやすく、そう簡単には頭が通らないのです。

 

実際、「1人で頭を通すのは難しいのでバディに手伝ってもらいましょう」なんて書いてあるドライスーツの着方も見つけました。

 

なのに、届くやいなや、いそいそ試着。

 

いやホントね、首がモゲるかと思いました。

 

え?!これ、大丈夫?本当にこれで合ってる???って、軽く混乱しながら首を通したら、ピキッてしました。

 

ちょっと、首ツリかけましたよ。

 

なので、一時的に滑りを良くする専用のパウダーとかも売ってますが、白いパウダーなので装着後の頭部は、まさに揚げられる前の唐揚げ状態にて、どう見てもイケてないわけで。

 

それでも、振り向くとか手首を捻るとかすると隙間ができて浸水する事も多々なので、さらにネックシールとかリストシールなる伸縮性のあるベルトを巻きます。

 

胸の中央にあるポッチがどことなくウルトラマンをイメージさせますが、このポッチを押すとエアが充填されまくるので、大量のエアを入れるとベイマックスになります。

 

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からの…。

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どのみち、アナタの味方です。

 

さあ、れっつドライ!!