先日、ひどい脊柱側彎症の方が来店。
高校生の時に手術をして、右肩甲骨より側と腰椎左側でそれぞれ60度の側彎だったのを40度にまで改善したそうですが、そんな身体でありながら歯科医師という職業柄、これまた、なんとも言えない筋過緊張の持ち主でした。
「うわー、こりゃひどいや…マジか」って言うのが正直なところでしたが、やるならやらねば。
45分という短い時間でやれるだけのことはやったつもり。
すると、お見送りの際、「すごくすごくお上手でした!!地元でもたまーに受けるんですけど、ホントに上からただ押すだけとかがほとんどで、あんな風に肩甲骨を動かしてもらえたりしたことなくて!!ホントに身体のことをわかってくれてる人だ!って思って!!今回は石垣二泊の宮古一泊だったんですけど、次回から宮古一択にします!!」とのお言葉を頂きました。
うっひょぅ!!!
褒められて伸びる子なので、とんでも嬉しや。
カウンセリング時から神経質そうな緊張感を持っているなぁ…と思っていましたが、そういうハンディに負けないように必死になり過ぎ、かつ、仕事が忙しい事に重きがあって運動する時間も取れない事で筋力が低く、もう下半身で上半身を支えられないのに、側彎持ちという悪条件。
これでは怖くて上から押すしかできない施術者も少なくないとだろうと思うので、彼らを責める氣にはなれませんけれども。
それにしても、それだけのハンディがあっても立ち歩ける人体の素晴らしさに感動します。
現代技術で作られる精巧なロボットやアンドロイドでも、軸が40度もブレたらパタリと倒れて起き上がれないのに、二箇所、60度もズレていても彼女は高校生まで特段の不自由なく生活してきているのです。
そして、40度に改善したとはいえ、40度側彎しているのに健全に仕事をしているのです。
「オレ(ワタシ)なんて、所詮、会社の歯車の一つに過ぎないのさ」みたいなセリフがありますが、会社が機械仕掛けだった場合、その歯車が欠けたら、全ての機能は停止します。
同じカタチの歯車を見つけて取り付けない限り、同じ動作はできないのです。
ところが、人体は違います。
あちこち故障していても、動作できるのです。
半身不随でもう歩けませんと宣告された人が歩けたり、首から下は動かせませんと宣告された人が微かに動かせるようになった指先を使ってパソコンを操作し、意思を伝えられるようになることも少なからずあるのです。
この素晴らしさ…わかるかなぁ…。
わっかんないだろうなぁ…。
シュビドゥシュビドゥバ〜🎵
元ネタ、ペタリ。
イェーーーイ!!(ピース)
シャバダバなワタシに応援プリーズ。